学生時代より辛い・・・職場での嫌がらせの対処法
職場での嫌がらせにもいろいろな種類がある
大人になってもこんなことがおこるなんて!?
「お酒の席で酔っ払って限界寸前の上司へのお酌をやんわり断ったら、次の日からちくちく嫌味を言われるようになりました・・・」
「二人でいる時は普通なのに、社長がいる時だけ、大声で仕事のミスを責め立てられることがあります。スケープゴートにされているみたい・・・」
「夏季休暇中に海外旅行に行ったんですが、特にお土産は買ってきませんでした。そうしたら事務のおばちゃん社員たちから総スカン。午後のお茶はいれてもらえなくなっちゃいました・・・」
昔からよくある職場での嫌がらせ。
今は「ハラスメント」という言葉が定着し、「セクシャルハラスメント」「パワーハラスメント」「モラルハラスメント」「アルコール・ハラスメント」「ジェンダーハラスメント」「マタニティハラスメント」「リストラハラスメント」など、その状況に合わせて説明できるようになっています。
職場では、特に「上司と部下」という力関係が明確にあるからこそ「パワーハラスメント」が多く発生しますが、もちろんそれにくっついて様々な「○○ハラ」が起こります。
参考:知らないでは済まされない!職場におけるハラスメントの実態
【職場の嫌がらせ】パワーハラスメントに関する実態調査があるって、知っていましたか?
厚生労働省は、増加するパワハラ対策の一環として、実態調査をおこなっています。その名も「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」。
現在のところ、調査されたのは平成24年と平成28年の二回。
最新の調査では、調査対象は全国の常勤社員30人以上の企業17,000社(内回収数4,580社)と全国の企業・団体にお勤めの20~64歳までの男女の従業員(公務員、自営業、経営者、役員は除く)を対象に調査が行われました。
職場での嫌がらせの対処法を考えるために、まずは全体的な数字を把握していきましょう!
パワーハラスメントは増加している!?
都道府県労働局等に設置した総合労働相談コーナーに寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は年々増加しています。
平成24年度には相談内容の中でトップとなり、引き続き増加傾向にあります。平成27年度の年間の個別労働紛争相談件数245,125件のうち、約27.2%の66,566件が「いじめ・嫌がらせ」の相談です。
2001年にコンサルティング会社が作った和製英語である「パワーハラスメント」という言葉が一般にも定着し、これまで埋もれてきた職場でのいじめ・嫌がらせについて訴えることができるようになってきました。
実際、パワーハラスメントでどれくらいの人が被害を受けているの?
上記調査によると、平成28年調査時点から、過去3年間にパワーハラスメントを受けたことがあると回答した人は全体の26.3%、パワーハラスメントを見たり、相談を受けたことがあると回答した人は全体の33.0%、パワーハラスメントをしたと感じたり、したと指摘されたことがあると回答した人は7.3%でした。
この数字を見て、「意外と少ないんだな」と感じる方と、「ええっ、そんなにたくさんいるの?」と感じる方に分かれますよね。そう、職場の嫌がらせは「人によるもの」だけではなく、「職場環境によるもの」という要因が大きいのです。
パワーハラスメントが発生している職場の特徴
パワーハラスメントに関連する相談がある職場に共通する特徴について、企業側・労働者側と双方におこなった調査では、ほぼ同じ回答が寄せられています。
・上司と部下のコミュニケーションが少ない職場 51.1%
・正社員や正社員以外など様々な立場の従業員が一緒に働いている職場 21.9%
・残業が多い/休みが取り難い 19.9%
・失敗が許されない/失敗への許容度が低い 19.8%
・他部署や外部との交流が少ない職場12.3%
・様々な年代の従業員がいる職場 11.1%
・業績が低下/低調な職場 10.9%
10%以上の回答が寄せられたものをピックアップしました。あなたの職場に当てはまっているものはありますか?
総合的に見て、「閉鎖された空間にもかかわらず、コミュニケーションが少なくて、上下関係がはっきりしやすい職場」は、パワーハラスメントが発生しやすいという特徴が挙げられます。
参考:パワハラ上司の特徴と対策
大手企業でも、パワーハラスメントは起こります!
「こんな小さな会社だから、嫌がらせされたら逃げ場がないよ・・・大手企業はいいなあ」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「パワーハラスメント」の発生確率は、企業規模はまったく関係ありません。
従業員調査で、過去 3 年間にパワーハラスメントを受けたことがある人の比率を勤務先の従業員規模別に見ると、全体平均25.3%、もっとも高いのが従業員100~299 人の企業で 27.4%、最も比率の低い 99 人以下の企業で25.0%です。
職場のパワーハラスメント発生確率は、むしろ中小零細企業のほうが低いのかもしれません。
結局、みんなはパワーハラスメントに対してどのような対応をしたの?
従業員調査では、「パワーハラスメントを受けた後でどのような対応をしたか」についても集計を行っています。
1位は「何もしなかった」が46.7%。男女別の内訳で見ると53.3%と、男性の方が何もしなかった人の割合が高くなっています。じっと我慢してやり過ごしている方が大半のようです。
続いて大きいのが「社内の同僚に相談した」「社内の上司に相談した」がそれぞれ14.6%と13.6%。
社内の相談窓口や労働組合、会社と関係ない専門家、弁護士や公的機関に相談した人はそれぞれ1~2%台と低い割合です。
嫌がらせやハラスメントが一過性のものなのか、継続しているのかによってもストレス度合いは変わってきますが、ここで注目して欲しいのは「会社を退職した」で13.5%。
なんと20代では20.1%もの人が、会社を退職する道を選んでいます。「職場の人間関係が原因で転職しても、次もまた嫌がらせをする人がいるかもしれないし・・・」多くの人が職場の嫌がらせ・職場の人間関係の悪化を理由に会社を辞めたい時に感じる不安です。
しかし、これまで調査データを見てきたとおり、職場の嫌がらせ・ハラスメントが発生する「理由」は、「個人」ではなく「環境」にある場合が多くあります。
個人ができる対処法として、「他部署の人とも積極的に交流する」「上司とのコミュニケーションは、求められる以上に行う」ことが環境を改善する手段となります。それ以外に、「転職はしたくないなら、転勤や異動願いを出し続ける」というのも一つの手段です。
それでも状況が変わらないなら、会社ごと、環境を変えてしまいましょう。
過去3年間にパワーハラスメントを受けたことが「ない」と回答した人は全体の74.7%にものぼります。転職をする時は、「部署間の交流や外部の人、上司や同僚とのコミュニケーションが多く、上下関係がフラットな職場で、失敗を恐れる必要がない仕事。さらに暇で楽な仕事で、業績好調であればなおよし」をポイントに、仕事探しをしてみてくださいね!
参考:相談機関を利用してブラック企業の劣悪な職場環境に立ち向かおう
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